四海の外に遊ぶ

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羽毛飛竜

feathered.jpg

媒体によってぼかしてきたヴィアトルの質感、おそらくこうなるのではないかという
羽毛皮膜&鱗折衷のイーチー(Yi qi)スタイルとでも言えようか

浅葱飛竜骨格1

viator_skeleton01.jpg

とある途方もない計画に向けて…暗中模索メモ

・竜骨突起は不可欠
・肩甲骨もっと首側に寄せる
・頚椎が大きすぎか。数ももっと多いような気がする…
・骨盤の形が変わる可能性あり。→浅葱飛竜は卵を温めるか否か?

エラトナガ

Anguis naga nigris

エラトナガ
クロツノウミヘビ(黒角海蛇 Anguis naga nigris

海中に棲む蛇の仲間。強い毒を持つ。
鰭と櫂型の尾を使って泳ぎ、生涯を水中で暮らす。
遊泳力が高い反面、腹面の鱗が退化しているため陸に上がると全く身動きがとれない。
小さな角と髭を持つ見た目から、龍と誤認されることがよくあるらしい。

海流を読み誤って浜に流れ着き、身動きが取れなくなっているところをヴィアトルに発見された。
その後無事に水中へ戻されたようだ。
体長は80cm程度と小さいが、強い神経毒を持っている。
気位が高く態度はいささか尊大だが、受けた恩は忘れない義理堅い性格。
助けられた礼として、呼ばれたときには駆けつける約束をしたらしい。


エラトナガ(elatunaga)は「elate(傲慢に)」「elatus(誇らしげな)」「elapidae(コブラ科)」「naga(ナガ、蛇、龍)」から付けた名前。
偉そうなドジっ子です。
体色の黒と黄色が目にも毒々しいですが、この生物のモチーフとなったヘビがあります。
セグロウミヘビ(背黒海蛇)です。
このウミヘビは出雲地方で龍蛇さまと呼ばれて珍重されているおもしろい存在です。

『蛇』(吉野裕子著)、『蛇 不死と再生の民俗』(谷川健一著)によると。
出雲の海は季節風によって11月の中旬頃に荒れ、その影響でセグロウミヘビが普段乗っている黒潮から押し流されます。
黒潮の温かい水からいきなり冷たい水に放り出されたウミヘビは弱り、じきに海岸に打ち上げられます。
このヘビは蛇腹状の腹板が退化して無くなっているため、地面を這って進むことができません。
そうしてもはや動けなくなっている瀕死の個体を人が発見し、竜宮の使いとして神社に奉納しているのだそうです。
またこのヘビが海を泳いでいるときは、腹の黄色が反射するのか光って見えるのだとか。
もともとの蛇信仰に加えて、コブラ科で強い毒を持っている、荒れた海からやってくる、光るなどの特徴からこれはただ者ではないと敬われているということでした。

また話が変わって、竜は笛を好むという話が中国から伝わり、日本でも定着しています。
水神に気に入られた人(盲人が多い)は笛の名手になるという話もあります。
というのは実は、昔は盲人が琵琶法師のように笛の演奏で生計を立てていて、水場の工事の際には盲人が体のいい理由付けで水神への人身御供に選ばれていたことが由来なのではないかという説が出ていたり・・・
夜口笛を吹くと蛇が来るという迷信は、口笛によって水神(竜)を召喚するまじないのなれの果てではないかという説もあるそうで。

なんだか話が呪術的になってきましたが、そういうわけでエラトナガを呼ぶ合図は口笛なのです。
ヘビの文化話はネタの宝庫ですね!

ホルム

Fungus errantia

ホルム
ショウヨウタケ(逍遙茸 Fungus errantia

巨大な群落を形成するキノコの一種。
だが胞子の散布を担当する上位個体はきわめて小さい。
これにのみ足のような器官があり、 自分の意志で歩き回る。
風に乗って飛ぶこともできる。

ヴィアトルの同行者2匹目、ホルム。
上位個体で足があり、大きさはシイタケに似ている。とても軽い。
実はかなりの年月を生きてきている。
表情も窺えないため、何を考えているのかはよくわからない。
自分だけでは限界がある移動範囲を広げられると考えて、旅に同行することにしたと考えられる。
漂うような飛び方しかできないため、ニンブルに掴まれて飛んでいる姿がよく見かけられる。



ホルム(holm)はふと浮かんだ名前をつけたので、これという由来はありません。
茸…タケ→岳=山 
 →山といったらスイス
 →スイスといったらホルン!
という連想から出たものなんじゃないかと思います。推測ですが・・・。
本当にただ足が生えただけのキャラだけど、フィギュアを販売してみたときには一番人気でした。おもしろいです。
この姿で歩き回る発想の元には、もしかすると笠を被ったお遍路さんのイメージがあるのかもしれません。
擬人化したら、たぶん小柄で無口な仙人みたいな僧侶といったところですかね。しませんけど。
もはやファンタジーに欠かせない小道具の感があるキノコですが、このイメージは果たしていつ誰が広めたものなのかが気になります。

ニンブル

Avibus tineam velox

ニンブル
ベニガスズメ(紅蛾雀 Avibus tineam velox

虫のような鳥のような生物。
ハチドリやスズメガのように羽ばたきながら長い口を伸ばして花の蜜を吸う。
飛行速度は体の小ささからは考えられないほど速い。
怖いもの知らずな性格。
興味の対象ができると側について、気が済むまで観察する。

ヴィアトルの同行者1匹目、ニンブル。小さいがれっきとした成体。
大きさはSサイズの鶏の卵程度。
飛行能力が高く、最高速度は目にもとまらぬ速さ。
ホバリングしながら花や果実の蜜を吸う。
鳴き声などは全くなく、羽音と行動でコミュニケーションをとる。
ヴィアトルのことを気に入ったらしく、旅に同行している。
ときには色々なことを教えてやったりしているようだ。



ニンブル(nimble)とは「すばやい、機転が利く」といった意味。
絵の姿は成体で、幼体はまた姿が違うのですがそれはまた追々。
モチーフはスズメガとハチドリです。好きなのですスズメガ。
この2つは飛び方も姿も姿勢もよく似ているのでよく誤認されていますね。
子供の頃、学校からの帰り道にセスジスズメやオオスカシバの幼虫を捕ってきてはさなぎにし、
成虫になるまで育てていたものです。
周囲にはすごく迷惑がられましたが(笑)
成虫もいいけど幼虫が好きだったのです。重量感が蝶の比ではなく。
今でも当時住んでいた辺りにはいるんだろうか。また会いたいものです。